横山柳|和の伝統

伝統的な木造家屋に欠かせない「ヒノキ」

日本の住宅

ヒノキは、日本にある木の中でも住宅建築に適しています。何と言っても天然樹木であり、合板を使用せずとも、木造住宅を建築することができるため、木造建築の注文住宅の主流となっています。
また、その特徴としては、優れた耐久性があり、長い間使用していても強度にほとんど変化がありません。そのため、住宅の最も重要となる柱として、家の枠組みとして使用していきます。日本のハウスメーカーでは、総ヒノキ造りを売りにしているメーカーもいくつもあり、値段設定は、メーカーによりさまざまですが、外国のメーカーにはない上質な木造家屋を提供してくれます。

また、人の健康にも優しく、湿気を吸い込み、そのときどきの気候に合わせて、室内を快適に調整してくれます。また、その香りは、人間の気持ちを落ち着かせ、その色調は、癒しを与えてくれます。また、優れた防虫、防カビ効果もありますので、快適な住環境を維持できます。

近年では、合板を使用した洋風住宅が増えており、それにつれてクロスやフローリング、建具から発生する化学物質によるシックハウス症候群が問題になっていますが、ヒノキによる天然樹木の注文住宅では、そう言った問題が起きません。
古来からの和風住宅がいかに優れているかを示すうえでも、こういった木造住宅は、日本に最も適した住宅と言えます。